薔薇色トール」掲載の小箱が妃殿下への献上作品に選ばれました!


長年トールペイントを愛してきた私ですが、この度タイ国王72歳の生誕記念にタイ国立美術館で開催された、王室公認イベントであるバンコク芸術博覧会に、作品を出展させていただくことになりました。このような芸術、文化の交流の場に声をかけていただいたのは、トールペインティングが日本に根付いたすばらしいアートであることを理解していただけるいい機会と思い、出展させていただきました。
オープニング・セレモニーは、チュアン首相に依るテープカットに始まり、シルパコーン芸術大学学長を始めとする教授陣、ブルボン王朝縁の方など大勢の方々が集まる華やかなもの。日本では正式セレモニーにはあまり縁のない私ですが、これ以降続くパーティーでは政府関係、王室関係の方々とご一緒し、盛装する機会も何度かありました。また、全て王室公認行事なので、移動時は白バイの先導があり、バンコク名物の渋滞もなんのその。ちょっと優越感を感じてしまいました。
ほかにもいろいろ楽しいパーティーがありましたが、私にとって忘れられないのは、ソムサワリ皇太子妃殿下をお迎えして開かれたパーティーです。開始予定の少し前に急に電話があり「薔薇色トール」掲載の小箱が妃殿下への献上作品に選ばれたこと、また出展作品がソムサワリ皇太子妃殿下芸術勲章をいただいたことを知らされました。驚きながらも何かピンと来ないままパーティー会場に向かいましたが、会場のホテルを見渡すと中はSPと警察、軍服の人で一杯。
タイ国民にとって王室は神様のような存在で、くれぐれも粗相の無い様にと念を押されてはいましたが、軍服に長い銃を持った人が遠巻きに囲むなんて光景を見慣れない私にとって、緊張せざるをえない雰囲気でした。
  妃殿下がいらっしゃたら献上作品の横に立ち、頭を下げて通り過ぎられるのを待つことになっていたのですが、妃殿下は作品に興味を持たれたのか、立ち止まって話しかけて下さいました。通訳の方を通じて作品の説明をさせていただくと、妃殿下のほうから手をさしのべられ握手をかわしました。現地の方々のどよめきは忘れられません。通訳の方は私よりもっと緊張した様子で、妃殿下と話したことを光栄に思われたようです。改めて国民の方々の王室に対する思いを感じました。また、パーティー会場では、大勢の方々の前で妃殿下から勲章を手渡していただきました。
今回何より残念だったのは、王室関係の方の写真は一切写してはいけない決まりで、カメラの持ち込みも禁止。許可を得た報道関係の人ですら立ち位置を動くと、後ろで“ガチャ”と銃を構える音が聞こえ、大変緊張したそうです。こんな光栄な事は二度と無いかもと思うと、写真のないのが本当に残念です。
最後の夜には暁の寺院でさよならパーティーがあり、タイの伝統芸能などを観せていただきました。(今回の滞在中、タイの文楽や色々な古典芸能を拝見する機会がありました)夜も更けてゆく中盛大に花火が打ち上げられ、日、タイ友好関係をより深めようというながやかな雰囲気のなかパーティーは終わりました。
日本に戻ってからもシルパコーン大学長や、ご一緒に参加なさった諸先生からお手紙をいただき、とても思い出深いタイ訪問になりました。
結婚式に飛び入り チュアン首相とパーティー会場で


HOME


atelier Violet Web

since 2000